生産準備では、永年の経験で培った技術と、たゆまぬ研鑽により磨かれた技能を駆使して、生産冶具の設計·製作を行うほか、生産設備でさまざまな機能の自動化、システム化を図っています。tRoHS指令施行等の環境対応、コストパフォーマンスの追求、製品の品質向上への対応等を目的とした内製化に加えて、お客様の条件やニーズに合わせた光学製品を設計·製作し、提供しています。
生産ラインを新設、または切り換える場合、試作や試験を繰り返して本製造にいたるものですが、この生産準備段階は、本生産に向けて正確に効率よくラインが稼動できるよう、ベストの生産方法を設計する重要な段階となります。生じやすい課題や問題は、ここでその解決策を探ることが可能になるわけです。
この段階では、生産工程計画、設備計画、原材料調達など、生産工程全てを最適化することが求められ、安定した稼動と生産性のよいライン工程の検討、作業者と検査員の教育訓練、生産設備の選定、調達までを行います。緻密な観察力と、各部門設備メーカーとのネゴシエートを図る力、問題点を見出し改善していく姿勢がエンジニアには求められます。 |